Nyobiko

N予備校は安い月額料金で受講できる映像授業サービスの一つです。

私はスタディサプリもN予備校の授業も受講しており、とても楽しく学んでいます。

N予備校では主にプログラミング、世界史、英語などを重点的に学習していますが、どれもわかりやすくて多くの人におススメできるサービスですね!

でもN予備校は他の映像授業サービスと比べてけっこう珍しい特徴があるので、合う合わないがハッキリ分かれるかもしれません。

その辺も含めて評判や口コミを見ながらN予備校の紹介をしていきたいと思います。

そもそもN予備校ってなに?

N予備校は、N高等学校(2016年開校)の「課外授業用システム」として校内で公開されていたものが、一般にも公開されたことで始まりました。

N高等学校は沖縄にあるインターネットを利用した通信制高校で、あの角川書店のKADOKAWAグループが出資する教育事業の一つです。

いつでもどこでも全国で受けられる学校の授業を、そのまま一般の大学受験にも派生させたサービスなんですね。

KADOKAWAの子会社であるドワンゴが提供している、ニコニコ動画のシステムを採用しているので、授業はニコニコ動画と同じ形式で配信されますよ。

画面上にコメントが流れてくるあれです。

どんな人が受講しているの?

N予備校は「予備校」という名前がついていますが、。受講にあたり年齢制限はありません。

もちろん大学受験がメインの映像授業サービスなので多くの中高生が受講しています。

でも、

授業を受けていると「大学生以上・社会人」の割合がスタディサプリと比べて高い傾向にあることがわかります。

スタディサプリでは「大学生以上」が受講者全体の1割強なのに対し、N予備校は3割以上で、世界史の茂木先生の授業などは「社会人」が6割という回もありました。

授業は100%大学受験の講義ですし、中久喜先生の英語の読解などはけっこうハイレベルなんですが、学びなおしや趣味で受講している人が比較的多いのがN予備校の特徴だと感じています。

ちなみにプログラミングの授業は小学生が1割以上いたりします。

月額料金はいくら?

N予備校は月額1000円で全てのサービスが受けられ、「大学受験コース」「プログラミングコース」「WEBデザインコース」の講義がすべて受け放題です。

なので、大学受験の勉強をしながら息抜きにプログラミングの勉強をすることもできます。

教材費は授業料の中に含まれているので、月額1000円以外には一切費用は発生しないことは魅力ですね。

メリット

月額1000円なのでめちゃくちゃ安い

N予備校の一番の特徴はなんといっても授業料の安さですね。

「大学受験コース」「プログラミングコース」「WEBデザインコース」の授業が月額1000円で受け放題なのは安すぎるとしか思えないです。

予備校や塾に通うと年間で70~90万円ぐらいの授業料がかかりますが、N予備校なら年間1万2000円しかかからないんですから。

また、

プログラミングの授業にもかなり力を入れていて、知識がまったくのゼロから簡単なゲームやアニメーションを作れるようなカリキュラムが組まれています。

プログラミングスクールの基礎コースの相場が3か月で約20万円なので、恐ろしいほどのコスパですね!

受験が終わっても継続して利用する人も少なからずいるんじゃないでしょうか。

講師のレベルが高い

月額1000円という安い授業料にもかかわらず、N予備校は講師のレベルも高いです。

講師歴20年以上の先生が何人も在籍していますが、

ここではまずN予備校の顔、といってもいいくらい有名な数学の坂田アキラ先生を紹介します。

個人的にはあの黄色本「おもしろいほどわかるシリーズ」の微分積分(数Ⅱと数Ⅲ)にはとてもお世話になったんですが、

坂田先生の講義はN予備校で初めて視聴しました。

最初はキャラが濃すぎて(なにわ節というか・・・)抵抗があったんですが、だんだん面白くなってきて慣れましたね(笑)

講義内容は数学の公式や定理をゼロから丁寧に教えてくれるものなので、初学者でも無理なく理解できるようになっています。

もちろん、問題形式の講義も豊富にそろっているので、自分のレベルに合わせて学習を進めていくことができます。

 

次に世界史の茂木誠先生を紹介します。

茂木先生は初学者から東大レベルまで、あらゆる人を対象に世界史のおもしろさを伝えてくれます。

私は茂木先生のファンで、N予備校の世界史の授業を受けまくっていますが、予備校の世界史の授業を受けているというよりは、大学の教授の面白い話を聴いているという感覚ですね。

とにかくストーリーが面白くて、地図やイラスト、似顔絵を豊富に用意してくれて、時には自ら歴史上の有名人に変装して(カツラや付けヒゲ)臨場感あふれれる授業をやってくれます。

あの授業を受けて世界史が覚えられないなんてありえないと思いますね。

しかも毎週の生授業では100文字前後の論述問題の宿題が出され、次の授業に提出すれば授業の中で公開添削してくれます。

そこでは他の受講者さんたちの答案と添削例を見ることができるので、得られるものが計り知れません。

この授業だけでも月1000円の価値はあると個人的には思います。

地理の甲野純正先生もすごく良いんですよね。

めちゃくちゃわかりやすく、そしてしつこいくらいに地理の原理原則を受講者に叩き込んでくれます。

暗記ではなく理解に徹する講義なので共通テストはもちろん、二次の論述対策に最適な内容ですね。

共通テストだけならスタディサプリの鈴木達人先生は最強だと思いますが、網羅性に少し欠けている部分もあるので(ケッペンの気候区分など)、二次対策まで考えるならN予備校の甲野先生のほうが良いと思っています。

 

語り出したら止まらないんですが、N予備校の講師陣は全体的にキャラがメチャクチャ濃い傾向にあることは知っておいてほしいですね(心の準備というか・・・)。

雑談や自分語りもあるので、最初は合わない人もいるかもしれません。でもハマると学習が楽しくなってドハマりすることもあるので、そこは相性の問題になるでしょう。

生放送LIVE授業で講師と直接やりとりができる

N予備校の売りは、ほとんどすべての授業が生授業で配信される、ということです。

そしてその映像はニコニコ動画の形式で配信されるので、受講者さんはリアルタイムで講師にコメントを打ち込むことができます。

コメントは質問でもいいですし、ツッコミとかボケとか「なるほど」とかでもいいんです(授業に関係することであれば)。

その一方で、

授業をしている講師は、基本的にすべてのコメントを読んで返事をしてくれますし、講師から受講者さんに対して、質問やアンケートをとったり、問題を出してみんなで答え合わせをしたりもします(先ほど書いた世界史の論述の添削など)。

もうそこまでいくと、塾や予備校以上にお互いの意見が飛び交う場となり、講師と受講者たちとの間で一体感すら生まれるようになります。

もちろん、その生授業はすべてアーカイブに残るので、何度でも視聴して学習することができます。

講師と受講者とのコミュニケーションにとことんこだわった授業を配信するサービスは、N予備校の他にはない今のところないですね。

月額1000円に教材代もすべて含まれている

N予備校では月額1000円の中に教材代も含まれているので、月額1000円以外に費用は一切かかりません。

N予備校の教材はスマホやタブレットに最適化されたもので、文章を読むだけでなくゲーム感覚で問題を解いていくアプリケーションも組み込まれているので、楽しく学習しながら知識を定着させることができます。

教材そのものもカラーやイラストが豊富でわかりやすいですし、これが1000円に含まれているのは嬉しいですね。

特にプログラミングの教材はダントツで凄いです。

JavaScript、html、cssの基本を学ぶのには最高の教材だと思いますね。講義内でも言われていますが、市販の教材は基本的に必要ありません。N予備校のプログラミング入門コース(後半はけっこうキツイ!)は全部で135時間ほどですが、すべて月額1000円に含まれています(⇐しつこい?)。

LIVE授業以外でも講師に直接質問ができる

N予備校では会員ページに質問フォーラムが設置されていおり、そこではいつでも質問を記入することができます。

講師が直接質問に答えてくれるときもあれば、受講者さんたちが教えてくれることもあります。

もちろん自分に答えられそうなら答えてあげてもいいんです。

過去の質問と回答はすべてアーカイブとして残っているんですが、それを読むだけでもけっこう勉強になるので、気になった質問を見つけたら回答を見て勉強することもできますよ。

アーカイブ授業はもちろん何度でも観れる

N予備校はほとんどすべての授業が生講義ですが、すべての講義がアーカイブで残っているので、平日の生授業に間に合わなかった場合でも週末にまとめて視聴することもできます。

もちろん、

まとまった時間をとれる人は、例えば世界史の120時間の授業を2~3か月とかで終わらせることもできますよね。

電車の中などのスキマ時間にイヤホンで授業を聴くようにすると学習効率も上がりますし、自分の都合に合わせて利用できますよ。

授業はレベル別・単元別に分かれている

N予備校の授業はレベル別・単元別に分かれているので、自分のレベルにピッタリ合わせて勉強を進めていくことができます。

大学受験コースでは以下の3つのコースに分かれています。

  • ベーシック⇒共通テスト、日東駒専
  • スタンダード⇒共通テスト、有名国公立、GMARCH、関関同立
  • ハイレベル⇒2次試験対策(上位大学)難関国公立、早慶上理

例えば中久喜先生の英語読解のハイレベルは本当にハイレベルなので早慶でも十分戦えると思います。個人的にはスタディサプリの肘井先生よりも自分に合ってると思っています。

デメリット

アーカイブ授業がまだ少なめ

N予備校のアーカイブ授業は他のサービスに比べると少なめです。

また、科目によってはレベル別になっていないものもあります。たとえばベーシック、スタンダート、ハイレベル、が全く同じ授業だったりすることがあります(こういうことはスタディサプリでもあります)。

おそらくは全部のレベルに対応している、ということだと思いますが、気になる人は事前に問い合わせしておいた方がいいと思います。

テキストが印刷できない

これはN予備校でイチバン大きなデメリットかもしれません。

N予備校のテキストはスマホやタブレットに特化したデジタル教材だからか、PDFファイルなどの形式で保存ができないようになっています。

正直、スマホでは画面が小さすぎて見づらいし、テキストに書き込んだりしたいから教材を冊子でほしいと言う人も少なからずいると思います。

ちなみにPCがあれば、教材をメモアプリにコピペ⇒PDFに変換⇒プリントアウト、は可能ですが一手間かかりますし、できれば冊子にして購入できるようになってほしいですね。

テキストを印刷できるようにしてほしいです。画面上じゃなくても見れるようになったら星5。

App Storeレビュー

アプリが比較的使いにくい

N予備校の口コミを調べると、動画が再生されない、スマホ・タブレットを横向きで視聴できない、などの意見も見つかります。

授業が見れません
アプリを開いても情報が取得出来ませんって出てきて授業が全く見れません、どういう事ですか?

App Storeレビュー

アプリを横向きに出来ませんか?

縦のまま画面が固定されるのでやりずらいです。

App Storeレビュー

N予備校はニコニコ動画のシステムを利用した生授業ありきの映像授業サービスなので、プログラムの流動性が高いせいか不具合が起きたり、動画再生アプリの機能を追加しにくい面があるのかもしれません。

ただ、N予備校は2016年に開校以来、改善を繰り返してきた歴史があるので(以前は倍速再生機能がなかった)、今後もどんどん良くなっていくと思います。

講義の無料体験はある?

N予備校は大学受験コース15科目(それぞれ90分)、中学復習3科目(それぞれ60分)を無料で受講できます。

もちろん何度も繰り返し受講できるので、納得がいくまで授業を視聴して、入会するかどうかの判断材料にしてください。

授業料の返金や保証はある?

N予備校には成績の保証や返金制度はありません。

一般的な制度として、クーリングオフは有効なので、契約日から14日以内であれば契約が無かったことにできます。

認められた場合はもちろん返金されます。

どんなキャンペーンがある?

過去には授業料が無料になるキャンペーンがありましたが、現在のところはありません。

スタディサプリと比べてどう?

N予備校は月額料金が近いスタディサプリとよく比較されますね。

スタディサプリは月額1980円~(年間契約なら980円~)で受講でき、大学受験生だけでなく小学生・中学生・大学生以上も対象にした映像授業が受け放題のサービスです。

私はN予備校もスタディサプリも両方受講していますが、どっちを利用するか迷っている人も少なからずいるようです。

どちらも一長一短ありますので、また別の記事でまとめたいと思います。

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