40代から大学受験して大学入学&卒業するメリットは何?

私の記憶では2010年代に入ってから徐々に、社会人が高校で学んだことを学びなおし、そのまま大学や大学院に入学する人が一時期増えていたように思えます。

私はちょうどそれくらいの時期に高校数学を学びなおしており、「社会人のための数学」などの関連書籍を日常的に探しておりました。当時はまだそういった書籍は少なかったんですが、時間の経過とともに爆発的に「社会人の武器としての〇〇(科目名)」などのいわゆる学び直しのための書籍が出版されていったことを記憶しています。

各メディアにも取り上げられることもあり、40代で東大に入学して学んでいる人や、最近ではYouTubeでも30代以上の大人が東大受験を目指して頑張って勉強している動画を視聴することができます。

今はご時世的にも学び直しの余裕がある社会人は日本国内にはほんの一握りしいないと思いますが、明確な目的をもって大学や大学院の入学を目指して勉強を頑張っている人は確実に存在します。

そんな頑張っている人たちに対して、よく疑問を持たれることが多いのは、「その歳で大学に行っ手何の意味があるの?」「メリットは何?」ということだと思います。

ちなみに私も40代ですが、今後大学に入学するのは全然アリだと思いますし、どうしても学びたいことがあれば迷わず受験勉強を始めます(趣味や暇つぶしという意味では既に始めていますが)。

では仮に40代になってから大学に入学することに、いったいどんなメリットがあるのか考えてみました。

とりあえず4つ挙げました。

40代から大学に入学するメリットは何?

①純粋な知的好奇心を満たすことができる

仮に文系の学問の一般教養レベルなら、ある程度は独学で勉強することができます。今の時代は経済学や会計学、それに関連した学問についてのわかりやすい書籍も出ていますし、YouTubeで分かりやすい講義を無料で受けることもできたりします。

でも、学習効率の面では大学に入学したほうがはるかに高いです。

大学の講義やゼミに参加して、期限がある試験やプレゼン、卒論の仕上げなどを通して、仲間と必死に勉強をしていったほうが、モチベーションも違いますし探求心、吸収力も格段に変わってくはずです。

しかも一般教養を超えた段階に入るには独学ではかなり効率が悪くなります。一般教養の学習を終えると、自分が本当に興味があるジャンルをピンポイントで見つけてそれに没頭することになりますが、その判断材料になるのは、けっこう人とのつながりだったりするからです。

大学の先生の考え方に影響を受けたり、仲間からの刺激や影響を受けたりして、「自分にできることは何か?」「本当に好きなことは何なのか?」という問いに対する答えを見つけていくものなんですよね。

なので、40代からでも大学に入学すると、知的好奇心を徹底的に満たすことができる、というメリットがあるということになります。

②学生生活を満喫できる

これも40代からでも十分メリットになることですよね。

大学に行ったことがある人もない人も、いくつになっても学生生活には憧れます。とにかく自由で好きなことに没頭できる環境がそこにはあるんですから。人生でイチバン輝いている時期といっても過言ではありませんよ。

もちろん、社会人受験生が一昔前に比べたら増えてきたとは言え、同級生のほとんどがついこの間まで高校生だった10代です。周りから見ても相当めずらしい存在なので不自然に思われるでしょう。

でも彼らと毎日同じ空間にいると、なにかしらのコミュニティを作れるきっかけができるはずです。そこは経験豊富な40代の力の見せ所になるかもしれませんが、少なくともこちらが常にウェルカム状態にしておけば、必ず人間関係の構築に発展していきますよ。

もちろん、実際に年の差は親子ほども離れているので、別に無理して仲良しになる必要はないんですが、普通の人には絶対にできないような学生生活を送ることができると思ったらワクワクしませんか?

なんだったら自分でサークルを立ち上げてもいいんです。経済学関連のサークルなら自分の社会人としての経験談を語ることもできますし、若い学生さんたちにとってもいい勉強になるはずですよね。

自分の経験を発信していく存在になるのも楽しそうですね!

➂有名大学なら「学歴」という名の肩書きが手に入る

これはかなり自己満足なメリットですが、いわゆる「学歴ロンダリング」とかいう不純な表現をされることもありますね。

たとえば過去に大学受験に失敗して私立大学を卒業した人が、有名大学や大学院に入りなおして学歴を手に入れて、転職の際に履歴書に書く、とかですね。

ただ転職目的だと30代前半くらいまでなら有効なメリットということになりますね。

そもそも40代からの大学入学は有効性よりも、自己の欲求を追求することが目的になるので、有名大学の学歴を手に入れて、子供とか孫に「頭いい」と思ってもらえる、という可愛いらしい目的があってもいいと思いますね笑。

ただ、学歴も使い方や見せ方の工夫次第では、有効になる場面もあります。たとえば大学受験対策の塾や予備校の講師になるとか、全国的に教員不足なので教員免許を取って教師になるとか、

また自分で何かをやりたいならブログやYouTubeで勉強関連のコンテンツを作るときに、有名大学卒の肩書があると印象が少し変わりますよね。

つまり、「有名大学卒」という肩書は、あっても絶対に邪魔にはならないということです。

なので、40代からでも十分にメリットがあると言っていいでしょう。

自分の経験を発信していく存在になるのも楽しそうですね!

④理系の学問なら独学は不可能なので大学入学一択

仮に宇宙兄弟などの漫画やアニメの影響を受けて、社会人になって宇宙飛行士になりたい、とか宇宙のことや海のこと、未知のことを研究したいという人は、独学では絶対に不可能なので大学または大学院の入学が必須になります。

工学系や自然科学系などの理系の学問を勉強するには研究するための施設はもちろん、学ぶための施設や設備が必要だからです。便利なことに大学や大学院に入学すれば一台何億円もする設備でも毎年の学費だけで使用することもできます。

これは40代どころか何歳だろうと無関係に、素晴らしいメリットにですよね!理系の学問こそが大学の真骨頂といってもいいかもしれません。

第二の青春を好きなことに研究に没頭して過ごすなんて、メリットどころか人生における最高の贅沢だと思いますね。

まとめ

40代から大学に入学&卒業するメリットを4つ挙げました。

結論を言うと、40代から大学に入学することは素晴らしいことなので、ぜひそんな人が増えてほしいですし、そんな世の中であってほしいと思います。

私ももう少し人生が落ち着いたら大学に行ってみようかな、と考えています。別に何歳からでもいいわけですし、しっかりと準備を整えて、自分の好きな人生を過ごしていこうと思います。

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